新たに灯火信号の追加
ライセンス申請の条件も緩和
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)より「2024年JAF国内カート競技規則 カート競技会参加に関する規定 対比表」が発表された。改定された項目の中からいくつか抜粋すると「カート競技会運営に関する規定」のなかで、「信号の種類」として新たに【灯火信号】も追加されている。
これはいわゆるデジタルフラッグの導入を念頭としたもので、例えばフラッグポストにデジタルフラッグを併設することで、フラッグ表示はデジタルに任せ、ポスト員は救護へ向かうなど動きの自由度を高めることもできる。
また、夜間に及ぶ耐久レースなどでは、視認性を高める面でもデジタルフラッグの有用性は高い。実際、あるコースではデジタルフラッグの導入へ向け動き出しているという情報もある。
もう一つ大きなところでは、ライセンス新規申請の部分で、最初に取得するライセンスである国内B/ジュニアBライセンスの申請について、従来「クローズド格式の競技会への参加やスポーツ走行10時間以上」といった条件だったが、これが
・クローズド格式の競技会に1回以上出場。
・公認カートコースにおけるスポーツ走行の経験時間が2時間以上あり、その証明を有する者。
・届け出コースにおけるうスポーツ走行(レンタルカート含む)の経験時間が3時間以上あり、その証明を有する者。
と要件が緩められている。
より手軽にライセンスを取得できるようにとの工夫だろう。
同じくゴーカートライセンスに関しても、走行経験時間に含むコースの条件に追加で「JAFにより承認された特設コースを含む」が加えられている。これは、主に各種イベント会場などでの特設コースで運営されるEVカート等を念頭とした変更だろう。
https://motorsports.jaf.or.jp/