●OK部門
第5戦：酒井仁が鈴鹿以来となる3勝目を獲得！
第6戦は酒井龍太郎が独走優勝！

今大会も前回同様に18台がエントリー。QPでは、酒井龍太郎がタイムを伸ばしトップタイムを獲得。今回もポールポジション賞を受賞した。2番手には鈴鹿大会以来の優勝を狙う酒井仁。3番手に中井悠斗がつけ、トップから最後尾までがわずか0.372秒差とわずかなタイム差が順位を大きく変える厳しいQPとなった。

第5戦決勝は22周。まずは順当に酒井龍太郎がスタートを切りホールショットを獲得する。しかし、序盤のペースに勝っていたのは酒井仁で、3周目の5コーナーでトップを奪うと、そのままリードを広げていく。酒井龍太郎の後方には中井、澤田龍征、関口瞬らが続いていくが、トップ2は集団を抜け出し、それぞれ単独走行で周回を重ねていく。

終盤に入ると、酒井龍太郎がジリジリと迫ってはいくものの、酒井仁も安定したラップを刻みトップを守っていく。それでも、最後はワンチャンスあるかの距離にまで接近したが、最後までミスなく走りきった酒井仁が逃げ切り優勝。今季3勝目を獲得した。

第6戦では、PPスタートの酒井龍太郎が好スタート。後方では5番グリッドの皆木駿輔が2番手にまで上がってくる。この順位変動で後方のペースが上がらなかったこともあり。酒井龍太郎が序盤からリードを確保して周回を重ねていく。

後方では、2番手グループにいた酒井仁と三村壮太郎が7周目の最終コーナーでクラッシュ。三村は再スタートしたものの大きく遅れた最後尾、酒井仁はその場でリタイアとなる。

トップ酒井龍太郎と2番手皆木との間隔は中盤を過ぎても変化することなく、イーブンペースでの周回が続く。その後方では最後尾スタートだった中野駿太が猛烈な追い上げを見せ3番手グループの先頭に出ると、さらに皆木にも迫ろうとしていた。

酒井龍太郎は、終始リードを保ったまま周回を重ねると、そのまま独走でフィニッシュ。今季2勝目を獲得し、タイトル争いに加わる条件を整えた。2位に皆木、3位はファステストラップも獲得した中野が獲得した。 

▲今季2勝目を挙げた酒井龍太郎。いまだ落とせないレースが続きながらもタイトル戦線へ加わってきた

▲鈴鹿以来の3勝目となった酒井仁はランキングトップでシリーズを折り返した

▲第6戦で2位を獲得し、ランキングでも２P差の2番手で折り返した皆木駿輔

▲中井悠斗は第5戦で今季3度目の表彰台獲得となった

▲APGは自分の庭と語った中野駿太が第6戦で最後尾から3位獲得