■開催日:7月12~13日 ■開催地:鈴鹿サーキット南コース ■天候:晴れ Photo&Report:藤原浩(本誌)
初年度のRMC鈴鹿も最終戦
各クラスでチャンピオン誕生!!
EXGEL MAX CHAMPはアメリカ派遣選手も決定!!
今年から鈴鹿選手権から分離し、栄光主催で開催されてきたRMC鈴鹿シリーズは早くも最終戦。これまでは1週末2大会制で行われてきたが、この最終戦はMAXフェスティバルと同じく多くの予選ヒートを行う2Days開催。週末は土日共に猛暑となる中、シリーズチャンピオンをかけた戦いが展開された。
また、EXGEL MAX CHAMPでは、アメリカから今年のグランドファイナル・アメリカ代表に決まっているO’Clair Cooperが日米交換留学として来日し参戦。さらにSenior、Junior、Miniの各クラスでは、アメリカへ派遣される日本代表選手が決定した。
●Micro MAX
井ノ瀬由茂が逆転優勝
チャンピオンはYoon Danielが獲得!
16台が参加したMicro MAX.ここまで2勝をマークしている井ノ瀬由茂と1勝のYoon Danielが高ポイントを連発し、シリーズ争いを引っ張っている。
TTトップはYoon Daniel。2番手に池田創大、3番手に中川蒼惟と続き、井ノ瀬は6番手となる。3ヒートの予選ではYoon Danielが2度のトップチェッカーでプレファイナルのPPを獲得。プレファイナルもそのまま制し、決勝PPも獲得する。2番手に中川となり、井ノ瀬は5番手スタートとなる。
決勝では中川、Yoon Daniel、George XIA、そして井ノ瀬らがトップ争いを展開。そこから徐々に井ノ瀬が抜け出していく。後続を引き離した井ノ瀬は約2秒のリードを築きチェッカー。今季3勝目を飾った。2位にはYoon Danielが入り、有効ポイントで井ノ瀬を上回り、鈴鹿チャンピオンを獲得した。
●EXGEL MAX CHAMP MINI MAX
藤原迪永が最終戦で初優勝
チャンピオンはロイド海翔が獲得!
EXGEL MAX CHAMPもかかったMINI MAXには23台が参加。ランキングトップは3勝をマークしているロイド海翔で、その他3人に逆転の可能性が残される。しかし、そのうちの一人となるランキング2位のHan Johnは今大会を欠場となった。
TTでは、今季まだ未勝利の藤原迪永がトップタイムをマーク。2番手に刈米敦哉、3番手細川瑛斗とSD-STYLEがトップ3を独占する。ロイド海翔は8番手とやや出遅れることとなった。予選でも藤原は好調でプレファイナルまでの総合でもトップとなり決勝PPを獲得。2番手にはロイド海翔が上がってくる。
決勝は藤原が先行。後方にロイド海翔が続くが、細川、刈米のSD−STYLE勢が次々と襲いかかり、ロイド海翔は順位を下げていく。レースは、後半差を詰められた藤原が、それでも最後は踏ん張って逃げ切りチェッカー。最終戦で今季初優勝を飾った。2位細川、3位刈米とSD-STYLEが表彰台を独占。
6位に入ったロイド海翔がチャンピオンを獲得し、MAX CHAMP日米交換留学生日本代表を獲得した。
●MAX Lights
舟橋弘典がシリーズ2勝目をあげ シリーズタイトルも獲得!
今季が鈴鹿初開催となったMAX LIGHTS。初代鈴鹿チャンピオンは誰になるのか。
TTトップタイムはこれまで1/2位を獲得してきた舟橋弘典。2番手には第2戦で優勝し、逆転チャンピオンを狙う小川昌悟が続く。予選ヒートでは舟橋が2ヒートともトップチェッカーを受け、決勝PPを獲得。2番手に小川、3番手には今季初登場の金本きれいが続く。
決勝では舟橋がホールショットを決めるが、序盤に金本がトップに浮上。そのままレースを引っ張っていく。しかし、終盤に入ると舟橋が再び逆転し、そのままトップを守ってチェッカー。優勝と同時に、今季のチャンピオンを獲得した。
マスターズクラスでは藤原幸則が優勝。チャンピオンは今田文彦が獲得した。
●MAX Masters
山崎学が独走優勝!
チャンピオンは木村一眞が獲得!
41台参加のマスターズクラス。2グループに別れたTTでは木村一眞がただ一人49秒台へ伸ばしトップタイムを獲得。2番手箭内優樹、3番手岡本旬司と続く。予選&プレファイナル総合でトップとなったのは岡本。2番手に木村、3番手に山崎学と続く。
決勝では岡本が先行するもペースが上がらず山崎が逆転。木村とともに集団を抜け出していく。終盤には山崎が木村も突き放し、ややリードを保った状態で逃げ切り優勝を飾った。チャンピオンは2位に入った木村が獲得した。
●EXGEL MAX CHAMP Junior MAX
横山輝翔、完全優勝!
チャンピオンは坂野太絃が獲得!
EXGEL MAX CHAMP対象となるジュニアマックスには39台が参加。すでにタイトル争いは坂野太絃にほぼ決している状況。坂野は、今大会でシリーズ全戦出場のボーナスポイントを手にすれば、タイトルを手中にすることとなる。そのため、土曜日午前の公式練習に坂野が姿を見せた時点で、今季のシリーズ争いは決着した。
レースは、TT4番手となった横山輝翔が、予選&プレファイナルの全ヒートを制し、決勝PPを獲得。決勝でも周D難から抜け出すと独走へと持ちこみチェッカー。最終戦を完全優勝で飾り、ポイント上は坂野と並ぶ意地を見せた。
●EXGEL MAX CHAMP Senior MAX
澤田龍征パーフェクトウィンで逆転王座獲得
2年連続でアメリカ行きを掴む
EXGEL MAX CHAMPもかかるシニアクラス。今大会を迎える時点でのランキングトップは徳岡大凱。2番手以下ランキング6位までに逆転の可能性が残されている。
TT総合トップとなったのは、ランキング6位からの逆転を狙う澤田龍征。2番手には今季初参戦の佐々木芳音、6番手には松下信治、徳岡は7番手となる。予選でも澤田は土付かずの快進撃を続け、決勝PPを獲得。まずはPPのボーナスポイントを加算した。2番手に塩田惣一朗、3番手佐々木となり徳岡は5番手からのスタートとなった。
決勝でも澤田が快走。スタートを決めると、そのままトップをキープし周回を重ねていく。独走のまま走りきった澤田が今大会を観戦優勝。フルポイントを獲得し、4位に終わった徳岡を逆転しチャンピオンを獲得。昨年のジュニアに続き、2年連続でMAX CHAMP代表を獲得した。
●Micro MAX(18台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 70 | 井ノ瀬由茂 | LUCE MOTOR SPOERTS&ハルナカートクラブ |
2 | 11 | Yoon Daniel | LUCE MOTOR SPOETS |
3 | 23 | 池田創大 | 39Racing with TKR |
4 | 4 | George XIA | EIKO CHINA ROT |
5 | 7 | 中川蒼惟 | KM Tech |
6 | 12 | 京竹玖龍 | AP SPEED |
7 | 10 | 村上天晴 | LUCE MOTOR SPOETS |
8 | 21 | Micah Porter | EXGEL Motorsport with EMATY |
9 | 5 | Keary Lucas | Kartronix International |
10 | 36 | 三上留依 | KF MOTORSPORT |
●EXGEL MAX CHAMP MINI MAX(23台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 1 | 藤原迪永 | SD-STYLE |
2 | 44 | 細川瑛斗 | SD-STYLE |
3 | 51 | 刈米敦哉 | SD-STYLE with ONE POINT |
4 | 10 | Yoon Isaac | LUCE MOTOR SPOETS |
5 | 25 | 北村 紳 | KWS SPEED |
6 | 73 | ロイド海翔 | GOLD MOTORSPORTS |
7 | 19 | 木村思音 | POWER WORKS |
8 | 93 | 鶴貝拓海 | SD-STYLE |
9 | 58 | 安藤海翔 | GOLD MOTORSPORTS |
10 | 8 | 加納康裕 | TOP LABO |
●MAX Masters(41台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 36 | 山崎 学 | TQS☆MY CARS |
2 | 16 | 木村一眞 | REVENT motorsports MOMOX |
3 | 55 | 岡本旬司 | MECANIKO with HEROes |
4 | 8 | 桑田 塁 | ハラダカートクラブ |
5 | 87 | 箭内優樹 | GOLD MOTORSPORTS&ランドクリエイト |
6 | 24 | Luke Armstrong | AP SPEED |
7 | 31 | 出石哲也 | DragoCORSE RMC Racing Team |
8 | 22 | 佐藤祐二 | BRAVO Racing |
9 | 72 | 久次萌瑛 | DragoCORSE RMC Racing Team |
10 | 85 | 山本一平 | 30'S Racing |
●EXGEL MAX CHAMP Junior MAX(39台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 98 | 横山輝翔 | HIROTEX TGM GP |
2 | 37 | 前田蒼介 | Team REGOLITH |
3 | 23 | 柴崎 尊 | HRS JAPAN |
4 | 14 | 新橋 武 | DragoCORSE RMC Racing Team |
5 | 22 | 飯田一仁 | TAKAGI PLANNING |
6 | 12 | 林 樹生 | HIROTEX RACING with IMPUL |
7 | 56 | 南崎高志 | HRS JAPAN |
8 | 80 | 森谷永翔 | ERS with SACCESS |
9 | 21 | Morven LIU | EIKO CHINA ROT |
10 | 10 | 吉田侍玄 | LUCE MOTOR SPOETS |
●EXGEL MAX CHAMP Senior MAX(44台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 89 | 澤田龍征 | HIROTEX RACING |
2 | 16 | 塩田惣一朗 | HRS JAPAN |
3 | 1 | Quinten Lu | TEAM EMATY&TST |
4 | 61 | 徳岡大凱 | KM Tech |
5 | 11 | 遠藤新太 | AAA motor sports |
6 | 81 | 佐々木芳音 | KP BUZZ |
7 | 32 | Degtyarev Timofey | TEAM EMATY |
8 | 77 | 光山勇正 | DragoCORSE RMC Racing Team |
9 | 22 | 小山田隼 | Gren Blue RT |
10 | 20 | 門田翔成 | DragoCORSE RMC Racing Team |
●MAX Lights(34台・M=Masters、K=KYOJO) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 3 | 舟橋弘典 | Hirai Project with Ash |
2 | 18 | 金本きれい(K) | NEXT-ONE Racing |
3 | 19 | 小川昌悟 | Toko Sports RT |
4 | 33 | 乾 裕貴 | 30'S Racing |
5 | 88 | 八田宗之 | Ash |
6 | 17 | 高田唯希 | TQS |
7 | 8 | 藤原幸則(M) | NEXT-ONE Racing |
8 | 83 | 康本拓未 | T.ぶるーと |
9 | 79 | 乾 純也 | 30'S Racing |
10 | 54 | 辻本 稔(M) | 30'S Racing |
12 | 58 | 今田文彦(M) | アステック |
31 | 11 | 末松優子(K) | RT Schritt |