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FIA MOTORSPORTS AWARD
世界チャンピオンが集まり華やかに開催

FIAの世界選手権チャンピオンが一堂に会する表彰式、FIA MOTORSPORTS AWARDが12月12日にウズベキスタンの首都、タシケントで行われた。この表彰式には、FIA世界選手権7カテゴリーのチャンピオンが招かれ、華やかな雰囲気の中、表彰を受けた。表彰式にはFIA会長のモハメド・ベン・スレイエム氏はもちろん、ウズベキスタン共和国のアブドゥラ・アリポフ首相も臨席し、世界チャンピオンたちを称えた。

今回表彰された世界選手権はラリーレイド、ラリークロス、フォーミュラe、WRC(ラリー)、WEC(耐久)、F1、そしてレーシングカートの7カテゴリー。カートはOK、OKジュニア、KZの世界チャンピオンが招かれた。FIAの表彰では、カートもF1も同じ世界チャンピオンとして並び称されるのは昔からの伝統だ。多くの世界チャンピオンが集まる会場で、モータースポーツへの階段をかけがる第一歩となるカートの世界チャンピオンたちも多くの注目を集めた。

OKチャンピオンとなったティボー・ラマエケルスはベルギー出身の15歳で、2022年にFIAのアカデミートロフィーで国際レースへデビューを果たすと、2023年にはOKジュニアへステップアップ。2024年に順調にOKへとステップアップし、世界選手権とヨーロッパ選手権へ出場すると、ヨーロッパ選手権ではランキング3位を獲得。2025年の世界選手権では優勝候補の一人に数えられ、レースでも激しバトルを展開し、終盤にトップに立って優勝。15歳で世界の頂点にたった。

OKジュニアではイギリス出身のノア・バグリンがタイトルを獲得。6歳でカートを始めたバグリンは、2021年、2022年とイギリス選手権に参戦。2022年にはIAME WARRIERS FINALで表彰台も獲得。2024年にはOKジュニアのWSKファイナルカップで優勝。世界選手権でも新人最上位となり、国際カートランキングでも1位を獲得した。2025年の世界選手権では、予選6ヒート中5ヒート、さらにはスーパーヒートでもトップチェッカーとなり、決勝でも圧倒的なパフォーマンスで優勝を飾り、イギリスでも最も期待の若手ドライバーとしての地位を確固たるものとしている。フェラーリ・ドライバー・アカデミーにも所属し将来が嘱望される若手ドライバーだ。KZではオランダのセナ・ファン・ヴァルスティンがチャンピオンを獲得している。

なお、今回はFIAの表彰式で世界チャンピオンが集まったが、カートの国際レースの表彰式は年明けに改めて行われる予定で、世界選手権チャンピオンを筆頭にアカデミートロオフぃー、ワールドカップなどでタイトルを獲得した選手たちが顔を揃えることになる。

Photo:FIA



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カート世界選手権チャンピオン。左からOKジュニアのノア・バグリン、OKのティボー・ラマエケルス、KZのセナ・ファン・ヴァルスティン。カートの世界チャンピオンはF1を筆頭とする他のカテゴリーの世界チャンピオンと同列に並び称され、同じ会場、同じ舞台で栄誉を祝福される

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