島根県江津市と52ミライプロジェクト実行委員会は、「52未来プロジェクトA1市街地グランプリGOTSU2026」を2026年秋に開催すると発表した。
2020年に日本初の市街地レースとして開催された「A1市街地グランプリGOTSU2020」に続く2回目の開催となり、脱炭素燃料によって走るカートを使用することなどを企画している。
江津市は二酸化炭素の排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」を目指すことを宣言。これを受け、GX(グリーン・トランスフォーメーション)の実現に向けた「52未来プロジェクト」を2025年度より始動させ、啓発活動やイベントの開催に取り組んでいる。今回企画された大会は、そのメインイベントとして位置づけるため、二酸化炭素の排出量が少ない環境に優しい過カートの使用を前提とし、EVカートに加え、水素や合成燃料によって走るカートも視野に入れ、可能性を探っていくという。
また、前回大会は新型コロナウィルスの影響もあり、観客やボランティアを江津市民に限定するなど、当初予定よりも規模を縮小せざるを得なかったが、今回は市も実行委員会に加わり、観客動員枠も拡大を見込んでいるとのこと。
江津市の中村中市長は
「江津市では、もともと再生可能エネルギーへの取り組みが盛んでした。この取り組みを未来の子どもたちに引き継いでいくことも含め、市をあげて取り組んでいきたいという思いで、令和5年6月に「ゼロカーボン宣言」をいたしました。カートレースもこの一環としての開催を予定しており、環境に優しいカートを使ったレースと同時に、GXに関する各種展示やショーの開催も検討しています。クリーンなエネルギーの可能性とともに、サスティナブルな江津市の魅力を市内外に力強く発信していきたいと考えています」
とコメントしている。
【イベント概要】
大会名:52未来プロジェクトA1市街地グランプリGOTSU2026
開催日:2026年秋予定
開催場所:島根県江津市(江津市街地特設コース)
主催:52未来プロジェクト実行委員会
レース運営:A1市街地レースクラブ(ストラテジクスマネジメント株式会社)
URL:https://a1citygp.com