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全日本選手権
JK Short Interview

Photo&Text:本誌・藤原浩

今季3勝目を獲得
酒井仁(KF MOTORSPORTS)


■おめでとうございます。
酒井:ありがとうございます。

■動画インタビューでも言っていましたが、序盤にできるだけ引き離す作戦だった、と。それがうまくいった感じですね。
酒井:はい。

■スタートうまく抜けて作戦通りに運べた、と。
酒井:そうですね、うまく抜けて後ろが離れたので、自分にとってチャンスだなと思いました。

■追いつかれている時は、ペースを落ちしていたわけではなく、後ろが速いペースだった?
酒井:龍太郎くんがペース良かったですね。

■そのペースを見て、追いつかれても抜かれずに逃げ切れる感じだったんですか。
酒井:う〜ん、追いつかれてきた時は厳しレースだと思ったんですけど、周回数重ねるごとに自分と同じタイムになってきて、それで勝負できるんだなと思いました。このコースは抜きづらいので、あの間合いだったら自分がミスしなければブロックしなくても優勝できると思いました。

■普段はあまり感情を見せない印象だったのが、今回は大きなガッツポーズでチェッカーでしたが、相当に嬉しかったんですか。
酒井:そうですね。今回のレースに向けて色々とテストもしていて、自分のランキング的にもここが一番重要だと思っていたので、優勝できて嬉しいです

■午後に向けての自信は?
酒井:熱中症にならないように休憩してがんばります。

 

雪辱の第6戦優勝
酒井龍太郎(ミツサダPWG RACING)


■午前中と違い午後はスタートも決めてのレースでした。
酒井:まさかの2番手、3番手スタートの選手がユーズドタイヤを選ぶと言う、前半やられるかなと考えていたんですけど、スタートも迫っていたのでそんなに考える時間もなくて。まずは一人でエンジンをかけられるかという不安から始まって…。

■そもそも、なんで一人で押し掛けしたの?
酒井:いや、今週はここまで全部一人でやってきたんです。それが午前のレースで初めて3人で押して、全然感覚がわからなくて(笑)やばいって。一人で行くっいったら色々変えてもらったんですけど、それがきつくてあれってなりました。エンジンが掛かってよかったです。

■レース中は2秒ほど後方に皆木選手がずっといました。
酒井:掲示板を見ていて、だいたいラップタイムがコンマ1〜2秒速くて、ずっと38秒2〜3でラップできていたので、来られても返せるだろう、地元はこっちだという思いもありました。皆木選手が見れるタイミングがなかったですけど、すれ違いで他の選手を見ていても離せてはいたので、怖いものはないなって。自分のアタックに集中してタイヤとブレーキを使い切ってやろうと思っていました。

■今回は2/1位で大会をまとめることができ、ポイントも稼ぎました。これからの後半戦、瑞浪、鈴鹿とありますが、瑞浪はあまり得意ではない?
酒井:得意だと今年の初めは思ったんですが、(RMCの)開幕戦(優勝)だけで終わりましたからね(笑)でも、あの開幕戦がすごい自信になっているし、前のGPRでは瑞浪全勝しているくらいですから。ライバルが仁くんで得意の瑞浪なので、彼が速いと思うので、今回のようにひっついてチャンス狙いでってできたら、そこまでの速さに持っていけたらいいです。勝ちにとらわれずに、とにかくポイントというところでやっていきたいと思います。


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