国際自動車連盟(FIA)は、9月11〜14日にスウェーデンのクリスチャンスタッドで開催されるカート世界選手権において、史上初めてeスポーツイベントを併催すると発表した。これは、モータースポーツ参加における多様な道筋を示すことを目的としているという。
FIAグラスツール競技・活動責任者のヴィンセント・カロ氏は「FIAカート世界選手権でカートとeスポーツが融合されることは、人々がモータースポーツへ携わる方法の拡大へのコミットメントを強調するものです。スウェーデン協会が設置するすべての設備は、イベントを通じて設置されるため、eスポーツ体験に興味のある全ての来場者と観客は、シミュレータを無料で体験することができます」と述べた。
「この活性化は、FIAカートイベントへの来場体験を、一般に人々にさらに魅力的なものとします。参加者を増やし、このスポーツへの新たな参入機会を開拓するための大きな一歩です」
また主催するスウェーデン・カートスポーツ協会のジュシカ・ピュルストローム会長は「eスポーツは成長著しい競技であり、より多くの人にコース上でもスクリーン上でもモータースポーツのスリルが体験できる絶好の機会となります」と語っている。
今回のイベントはクリスチャンスタッドのオーサム・リンクで開催され、12台のレーシングシミュレーターを用いて、チャンピオンシップウィーク中にダイナミックなレース競技が繰り広げられる。FIA公認のこの大会は、国際スポーツカレンダーに登録され、ASNによって任命された国際審査委員団によってジャッジされる。国際ライセンスを所持している14歳以上であれば誰でもエントリーできる。iレーシングを使用し、多くのカートドライバーからの要望に応えFIA-F4で行われる。
(Photo:FIA KARTING)