■地方選手権シリーズ 　

開幕戦には16台がエントリー。なお、地方選手権へエントリーしたうえでKRPにも登録した選手のみがネクストカップの参加者となっている。ネクストカップ参加者には、タイトルスポンサーのEVAレーシングのイメージを具現化したオリジナルカウルステッカーとレーシングスーツが渡され、イメージが統一されていた。

▲KRPが主宰するEVAレーシングのロゴ

注目の開幕戦、まずタイムトラアイルでトップに立ったのがジュニア選手権からのステップアッパー、木原太一。2番手には1/1000秒差で菊池貴博が続く。

予選ヒートはネクストカップの場合、予選も決勝としてカウントされるため、実質的にはネクストカップ第1戦となる。ここでトップを奪ったのが全日本チャンピオンとして今季、OK昇格が決まっている佐藤佑月樹だ。序盤にトップからの独走状態へと持ち込みトップチェッカー。決勝PP、そして記念すべきネクストカップ開幕戦を制する。2位に菊池、3位には大津龍征が続いた。

決勝ヒートは日曜日のラストを飾るレースとして行われた。スタート直後、佐藤と大津が接触してスピン、大津はその場でリタイアとなってしまうが佐藤は再スタートに成功。しかし、大きく遅れての最後尾となる。

トップにつけたのは菊池。その菊池を攻略したのが地元選手の松井海翔で、菊池をかわしてリードを広げようと周回していく。しかし、その背後には予選で順位を下げていた木原が追い上げており、ピッタリと松井をマークする。それでも松井はトップを走り続けて最終ラップへ突入。

最終コーナー、松井は後続を意識したか、ブロックラインをとって危うく逆転されそうになるのだが、ここは何とか踏ん張り初優勝を手にした。2位には木原、3位に菊池が入った。