うるま市による地域資源を活用したモータースポーツ・ツーリズムの展開のもと、その一つのカテゴリーとして行われたカートレース。クラスはマックスのミニからマスターズまで4クラスが用意され、それぞれでカートらしい熱戦が展開された。

まずシニアクラスだが、沖縄出身のプロドライバー、平良響、翁長実希、平安山良馬の3人が出場。平良と翁長にとっては、自らのカートキャリアを築いてきたコースとの10年ぶりの再会でもあった。 3台のレースとなったため、随所でカートならではの激しいバトルが繰り広げられ、場内を沸かせるなか、最後は平安山が前に出てチェッカーとなった。

同じく3台でのレースとなったのがジュニアクラス。こちらは瑞浪のレースにも参加している翁長慎之介が登場すると独走での優勝。一方、ミニクラスは北海道から遠征した芝崎壱飛が圧倒的な速さを見せつけてトップチェッカーを受けた。マスターズクラスでは全国区のトップ選手、坂裕之が逆転で勝利を飾った。

今イベントはカートレース以外にもミニバイクレースや3月に開催されるラリーチャレンジのPRを兼ねたラリーカーのデモンストレーションが行われたほか、イベント広場では様々なアトラクションや出展など、多岐にわたる盛りだくさんの内容となっていて、地域がモータースポーツ一色に染まり、多くの観戦客も訪れて盛り上がりを見せていた。

来年は伊計島サーキットだけではなく、公道も含めた規模拡大を計画しているとのことで、さらなる盛り上がりが期待されるところだ。なお、イベント全体の詳報については、ジャパンカート本誌No.474号（2024年3月発行予定）でも紹介するのでお楽しみに!!